部門別診療実績
主な業務実績
令和5年度の当科の業務実績は以下の表に示すとおりです。
ア 検査件数
区 分 | 令和5年度 |
---|---|
遊戯聴力検査 | 1,719 |
標準純音聴力検査 | 90 |
補聴器適合検査 | 672 |
ことばのききとり検査 | 206 |
聴性誘発反応検査 | 435 |
人工内耳マッピング | 265 |
話しことばに関する検査 | 13 |
言語に関する検査 | 14 |
その他 | 8 |
計 | 3,422 |
イ 訓練件数(単位数)
区 分 | 令和5年度 |
---|---|
聴能言語訓練(個別) | 1,497 |
聴能言語訓練(集団) | 94 |
言語訓練(個別) | 117 |
その他 | 0 |
計 | 1,708 |
主な業務実績
当科の業務は、おもに聴覚障害に関する検査と(リ)ハビリテーションが中心となっています。また一般の病院では検査の困難な乳幼児や重複障害のお子さんの受診が多いのも特徴で、検査件数では遊戯聴力検査が1,719件(50%)、補聴器適合検査が672件(20%)と両者で約70%程度を占めています。訓練件数でも難聴児の聴能言語訓練が個別1,497件(88%)と90%近くを占めています。
主な強調点
当科は、乳幼児に対する聴力検査を数多く行っており、県下はもとより他県の医療機関・教育機関からも高い信頼・評価を得ています。また、難聴発見後の訓練についても即時に対応する体勢をとっており、必要に応じて聾学校や難聴幼児通園施設などの関連施設をご紹介しています。
社会への貢献
乳幼児の難聴確定診断には、最近の新生児聴覚スクリーニング検査後の受け皿も含めて、重要な使命を果たしていて、愛知県に限らず、三重県、岐阜県からの来所者も多くなっています。(リ)ハビリテーションについても、乳幼児に対する補聴器や人工内耳の装用指導と聴覚学習の指導を系統的に行っており、全国的にも数少ない施設となっています。