あいち小児保健医療総合センター Aichi Children's Health and Medical Center

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センター長のあいさつ

就任のご挨拶

センター長 伊藤 浩明
あいち小児保健医療総合センター
センター長 伊藤 浩明

服部義センター長(2020年度より名誉センター長)の後任として、2020年4月より5代目センター長を拝命いたしました。

あいち小児保健医療総合センター(略称:あいち小児センター)は、2001年11月1日に一部オープンして18年間、愛知県で唯一の子ども専門病院として活動を続けてきました。開設当初は長期慢性疾患を中心とする小児医療が想定されていましたが、その後の医学・医療の急速な変化の中で、心療科(児童精神科)の移管、小児救命救急センターの設置、周産期部門の開設など、高度急性期医療を行う施設に変化を遂げてきました。

救急科は, 車内でECMO管理まで可能な大型救急車を整備し、救急診療に加えて、ドクターヘリ搬送を含む重症患者の移送までを業務としています。小児集中治療室(PICU)は、専属の集中治療科医が主導権を持つクローズドシステムを敷いており、いわゆる北米型の集中治療を展開しています。周産期部門は疾病胎児・新生児を主な対象として、先天性心疾患を中心とする重症の先天性疾患に取り組んでいます。これらの診療科がシームレスな連携を取り合って重症患者の診療が進むのが、当センターの特色といえます。 重症患者を受け入れるほど、何らかの医療的支援が必要な状態で退院する子どもが増加します。入院直後から在宅医療まで、連続的に患者・家族をささえる「子ども家族医療支援」の活動がますます重要となっています。医師、看護師、保健師、ソーシャルワーカー、リエゾンを扱う心療科、臨床心理士などが一体となり、1人の患者家族を組織的に支える活動を展開しています。 さらに、グリーフケアや終末期医療など、臨床倫理に直結した問題もますます大きな課題となっており、脳死下臓器提供のできる施設になることを目指した準備も進めています。

一方、当センター開設以来の伝統として、子どもの目線で考え、子どもの生活と成長を守ることは、常に活動の柱にあります。その基礎にあるのは、疾患の分野や重篤度にかかわらず提供するきめ細かい診療です。当センターが誇る子どもの療養環境の充実はもとより、地域と密着した保健活動、社会・福祉・教育との連携など、センター外活動も大切にしたいと考えます。

こうした活動を支える構造として、センター内センター化構想が進んでいます。2019年度の小児心臓病センターに続いて、2020年度からは免疫・アレルギーセンターが作られました。これは、単に診療科のくくりを変えているだけではなく、メディカルスタッフを含めた診療連携を強化して、より高度で柔軟な医療を提供するための改革です。 もうひとつの新しい活動として、2019年度に臨床研究室が設置され、文部科学省から研究施設として認可されました。臨床研究室は、その枠内の研究だけでなく、メディカルスタッフを含む全職員の臨床研究を支援し、リサーチマインドを持った医療を推進することを目指しています。 働き方改革は、当センターだけでなく全ての企業や組織に求められる課題です。中でも医師の働き方改革については、国を挙げた方針が決定されて、2024年度までに実現することが義務化されています。すでに会議や職員研修会の時間内開催が徐々に進み、家族休暇や男性職員の育児休暇も自然に認める風潮が広がっています。当センターには、大学の垣根を越えて多くのスタッフが集まっています。働きたくなる病院を目指して、働き方改革に率先して取り組んでいきます。

ようやく成人年齢に達した小児センターですが、子どもの専門家集団としてプライドを持って前進していきたいと思っています。今後とも、皆様のご支援を、よろしくお願いいたします。

2020年4月1日  

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